タイトル:投資としての読書 著者:本山裕輔 出版社:フォレスト出版 発売日:2023/2/9 単行本:232ページ
仕事に生かすためビジネス書を読んでいるが、いまいち身についていない気がする。
他の人はどんなビジネス書の読み方をしているのか知りたくなり本書を読んでみた。
読書に投資するとはどういうことか。
「読書」をするには、「金」「時間」が必要となる。
つまり読書で得た知識を実践できないと、「金」も「時間」も損失となってしまう。
読書で身につけた知識を実践できてこそ、読書から利益を得ることができる。
まさに自分への投資となる。
読書は独学の方法の1つとのことなので、第1章では「独学の方法」を解説している。
その方法とは「アウトプットありき」であり、以下を繰り返すこと。
アウトプット→フィードバック→振り返り→インプット
アウトプットに対するフィードバックを受けて、「どんな知識が足りないか」「次に身につけるべき知識は何か」を明確にする。
身につけるべき知識を明確にすることで、インプットの目的や成果が明確になり、インプットの質が上がる。
ここで「インプット」とは、もちろん読書のこと。
そこで「アウトプット」を作るために、このブログで「読書記録」を書くようにした。
そういえば「アウトプットを重視する」はアウトプット大全にも書いてあった。
第2章では「どんな本を選ぶか」の解説をしている。
本の選び方は「わかりやすいこと」と「深いこと」。
「わかりやすいこと」と「深いこと」をどうやって判断するべきかも説明されているので、本の購入に迷ったときの判断材料になる。
第3章では「本の読み方」の解説をしており、一番重要視したいところ。
その本の「要点」の探し方について説明があり、以降の読書の時には必ず実施すべきことだと思う。
「読書メモを取る」はよくあるアウトプットの手段だが、読書メモを取るときの注意点や、やってはいけないこと(やっても意味がないこと)についても説明があり、耳が痛い。
これから読書を始めようという人より、すでに読書をしていて腑に落ちなかったり、身につけている感覚がない人が読むと良いかと思う。
すでに「本を読む」という行動(アウトプット)をし、「読書から身につける手段を得たい」(振り返り)というプロセスを得ているので、「本書を読む」(インプット)ことの質が上がるのではないか。
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